進撃の巨人(20) (講談社コミックス)


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猿の巨人の投石がえげつない。
エレンが必死でくらいついても、軽く
ひょいと壁の上に蹴り上げられてしまう。

理屈ではわかってた誰かがやらなきゃ
勇敢な兵士は誰だってきかれて俺だって思った
でもそうやって死んでいくことが
こんなになんの意味もないものだと思いもしなかった
なんで自分だけは違うって思ったのか
この一連の台詞も読んでいてきつかった。

「俺は選ぶぞ 夢を諦めて死んでくれ
新兵たちを地獄にみちびけ
獣の巨人は俺が仕留める」
「どうせ死ぬのに人生に意味はあるのか
死んでいった兵士に意味を与えるのは我々だ」
リヴァイの言葉もエルビンの言葉も胸にくる。
壮絶な言葉たち。

ここまで苦労して相手に致命傷を負わせても
注射を使ってそいつにくわせる必要があるから
すぐには殺せない。
それがこちらのピンチを招きかねない恐ろしさ。
折角手中にあった猿の巨人が、四足歩行に取り戻され
「待てよ俺はあいつに誓ったんだ
必ずお前を殺すと」
と言うリヴァイの気迫と悔しさ。

一方のアルミンは、エレンの言葉を思い出しながら
僕は外の世界のことを考えると勇気がわいてくる
という。
この作戦がうまくいけば僕はもう海を見に行けない
という不吉で悲壮な決意。しかしはっきりと、
エレン起きろ、海を見に行くよ
と言うアルミン。
ずっと何を捨てられるか考えていたアルミンが
この局面で捨てることを選んだのは
夢と命。
「エレンに託すんだ僕の夢命すべて
僕が捨てられるものなんてこれしかないんだ
きっとエレンなら海を見てくれる」

唯一の救いとも言えるだろうか、
ハンジが無事だったのは幸いだった。

アルミンが誰よりも勇敢なことくらいわかっていた
というエレンの台詞が息苦しくなる。

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