連載されたエッセイをまとめた本。
短いエッセイだからこそ、ひとつひとつ読み切りで気楽に読める。

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何気ない日々に散りばめられた、小さなしあわせ。
『数えられるからこそ』にあったミコノスの間のお兄さんアクセサリー屋さん外で待っていて夜はまだこれからだと思うときの幸せなど
数えられる小さな小さなしあわせがいくつもあること。
それを数えて大切に持っていられる感性。
素敵だなと思った。

『家事の音』にあった、そうしたら自分の子供だけではなくあの日の自分が喜びそうな気がするという描写。
過去は変えられないが未来は変えられる、とはよく言うが、
最近、過去も変えられるのだと思うようになった。
今を大切にすることで、この為にあの過去があった、と思える。
そうすることで、不幸な過去も変えることが出来るのだ。

『足りている夢を見る』
一度は出て行っても、また戻ってきて、行った先の町よりやっぱりここが良い、
もう一生ここにいたいと思うような町。
自分も故郷にそんな感慨は正直持っていないので、
そういう風に思える場所に住めたら良いなと思った。

『夜道』
構成の方や読者さんから夜中に子供連れて歩いている描写はOKですかと指摘を受ける、というのが、世知辛い世の中だなと感じた。
こうしたエッセイなどだけでなく、こうしたことで”炎上”するのは
現代にはよくあることだが、他人との距離感が測りにくくなっているのかなと思った。

2015.6.14

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