六太は準備中、とみんなには言ってきた日々人。
ずっといつかむっちゃんが来てくれると信じていたのが健気で、
むっちゃんは慕われる兄なのだなと思う。
そんな大事な兄が隣にいない日々は、如何に『足りない日々』だったろうか。そして隣に来てくれるかもしれないとなったとき、
如何に『面白くなってきた』と思ったことか。
ネタバレあり。
遺書を見つけて読んではいけないと思うむっちゃんが
弟相手でもきちんと弁えていて男だなと思う。
その話を聞いて、あんたも書くんだから字を練習しておきなさい
と言うお母さんのキャラクターがたまらない。
落選組もみんなでお祝いする絆の強さもほっとする。
”宇宙へ行くべき人”とは、と逡巡するむっちゃんも真面目で好きだと思う。
2015.9.20