【読了】新幹線お掃除の天使たち 「世界一の現場力」はどう生まれたか?

エール! (3) (実業之日本社文庫)に収録されている
伊坂幸太郎「彗星さんたち」を読んで興味を持った。

それまでもテレビなどで見て話題になっているということは知っていた。

たかが掃除、されど掃除。
礼に始まり礼に終わって、与えられた7分間で最大限に出来ることをやる。
自分の持ち場が早めに終わったら仲間のところへ駆けつけて
チームとして兎に角新幹線を綺麗にして送り出すというところが重要視されている。
表紙にも現場力という言葉があるが、現場の声を大事にしているところが
そうしたチームワークに繋がるのだろうと思う。

初めてすぐに順風満帆にここまで来たのではなく
たかが掃除、という人もいて軋轢を生みつつも
理解してくれる人が徐々に増えて仲間が出来て、
お客さんの方でもわかって見てくれている人が出てきて
だからこそ今につながっているのだなと思った。

2014.8.11