このシリーズはすべてが一人称で書かれていて、
基本的には朱音ちゃんな訳だけれど、
彼女以外の”大人”たちの視点から書かれる物語が
主軸の朱音ちゃん視点と絡みあうところがたまらなく良いと思う。

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中でもこの巻は、桐哉の物語でありながら
彼の視線から語られることは一度もなく
それでいて赤裸々な桐哉の姿を描き出しているところが素晴らしい。

私もマルのように、バンドではなく人を追いかけた経験があるから
(流石に桐哉ほどではなくて、解散したのは3つだけれど)
彼女の気持ちが一番わかりやすかった。
しかしどこか、一番共感できたのは有栖川さんだったような気もする。

たった一冊なのに、とても存在感のある
オーヴァークロームの物語だと思う。

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