【読了】白河夜船 (新潮文庫) By saya投稿日: 2017年2月12日 表題作の、親友を亡くした現実から逃れるために眠り続けてしまうお話恋人を亡くしてしまう毬絵の「夜と夜の旅人」恋のライバルを失った文の「ある体験」の三部作で、どれも大切な人を失った人のお話です。 ストーリーとしては暗いもので、読んでいると静かに沈んだ気持ちになります。疲れているときに無性に読みたくなります。 私は白河夜船が一番好きです。夢か現かわからない曖昧模糊とした世界に鳴り響く電話の音が切なくも愛しく感じます。 2015.10.26