表題作の、親友を亡くした現実から逃れるために眠り続けてしまうお話
恋人を亡くしてしまう毬絵の「夜と夜の旅人」
恋のライバルを失った文の「ある体験」
の三部作で、どれも大切な人を失った人のお話です。
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ストーリーとしては暗いもので、
読んでいると静かに沈んだ気持ちになります。
疲れているときに無性に読みたくなります。
私は白河夜船が一番好きです。
夢か現かわからない曖昧模糊とした世界に
鳴り響く電話の音が切なくも愛しく感じます。
2015.10.26
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