宇都宮二荒山神社

うつのみやふたあらやまじんじゃ。
日光の二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)と区別するために、
宇都宮二荒山神社と呼ばれているそうです。
日光社と共に下野国一宮を称しています。

標高約135mの明神山山頂に鎮座しており、
JR宇都宮駅から伸びる大通りに面して大鳥居があります。

崇神天皇の頃からの歴史がありながら、何度も火災に遭っている為
残念ながら殆どの史料が消失しており、
現在残っている社記は仁徳天皇の頃だそう。
現在の社殿は明治10年に再建されたものです。
大鳥居から表参道の石段は95段あります。

鉄製の狛犬は国指定重要美術品で、お守りにもなっていました。
主祭神は第10代崇神天皇の第一皇子、
豊城入彦命 (とよきいりひこのみこと)です。

戦勝祈願には藤原氏、源氏、徳川氏なども訪れ、
平将門を討ったのはこの神社で授かった霊剣だと言われています。
那須与一が扇を射る時に祈ったのも
「日光権現、宇都宮、那須の温泉大明神」
だったのだとか。

宇都宮城を築いた摂関家藤原北家道兼流藤原宗円が
宮司を務めたという説もあるそうです。
宇都宮という地名もこの神社に由来しているそうですが、
なぜ「宇都宮」なのかは諸説あります。

御朱印は左手の社務所にて頂けます。
淡々と対応される感じです。500円でした。

https://goo.gl/maps/N2WB9npkFe8ztttp8