BEASTARS(15) (少年チャンピオン・コミックス) コミックス – 2019/10/8
(著)

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ハルちゃんとレゴシ君がスケジュールを交換しているのが
とても微笑ましくて、良かった、幸せな方へ一歩踏み出してくれたんだ
と思う。
お父さんが見つけてしまって、驚いてるのに社交辞令で
夕飯に誘って、レゴシ君も真に受けちゃって、
みんなでご飯を食べることになるのがなんだか良い。
ハルちゃんは兄弟がいっぱいで。兎だもんね。
末っ子で、愛されて育ったハルちゃん。
それを見てやさぐれるんじゃなくて、前向きなレゴシ君が良い。

「何だって美味しく食べます」なんて言葉の綾なのになんだか大変。
狼と兎が同じ車に乗っているだけでみんなが覗き込んでくる。
でもそれってみんなが気を配ってくれているということでもあって。
ハルちゃんパパはちゃんとレゴシ君が気を遣っているところを
丁寧に見てくれて、気がついてくれていた。
「また遊びにおいで 大きいお箸…用意しておくから」
という一言がとても温かい。

ヤフヤの、
「配慮配慮配慮のゴミの山に埋もれて
お前ら警察が本当の悪を
見つけ出すのは一生無理だ!!」
という台詞は迫力だったし、ヤフヤが相棒なり跡継ぎなりを
求める気持ちはよくわかる。
でもやっぱりやり方が横暴だし、レゴシが求めているなら
あるいは跡を継ぐのも良い選択かもしれないのだが
本人が求めていない以上、レゴシを巻き込まないでくれとしか思えない。

相変わらずレゴシは突拍子もない行動を取る。
まさかメロンを逃がそうとするなんて。流石に甘すぎる行動だ。
そんなにもハーフという仲間であることが重要だったのか。
確かにヤフヤはレゴシの信用を得る行動を取ってこなかったが、
それでもビースターと犯罪者という肩書があるのだから
どちらを信じるべきかは流石にわかるのではという気持ち。
ただすぐにその失敗が自分に返ってきてはいる。
それに責任問題で言えば、一般人であるレゴシを勝手に引き込み
内偵紛いのことをさせて、撃ったこともないであろう銃と
手錠のスペアキーを預けてその場を離れるヤフヤが一番酷い。

幽体離脱はちょっとびっくりしたが、よく考えれば前も蛾と話していたし。
レゴシの母レアノはレゴシがあんな感じなので
ストイックというか実直な感じを想像していたので驚いた。
だがよく考えれば自分の思う正しさに沿って
傍からみたら突拍子もない行動を取るところはレゴシとそっくりだ。
自分の口数が少なくポーカーフェイスなところは爬虫類気質だと考え
イヌ科の生態をマネして演じるようになるレアノ。
疲れないのかなと心配になる。
レゴシを置いて自殺してしまったというのが気になっていたが
あれだけ頑張ってハイイロオオカミを演じていて
見た目にも気を配っていたのに鱗が生えてきたときのショックを思うと
あまりにも気の毒だし、それは自殺を選ぶかもしれないと思った。

早くハイイロオオカミの子供を産まないと、という発想が
自分には突拍子もなくて驚いたが、
彼女なりの生きだったわけだ。

一方のルイは裏市の近くまで行ってトラブルに巻き込まれることになる。
正直絡んでくる肉食動物たちへの荒っぽい対応は恰好良かったし、
以前のルイでも啖呵は切れたとは思うけれど
より実践的なのがイブキたちのお蔭だったというのがしんみりする。
角のお蔭で難を二度も逃れることになるわけだが
ここでメロンが繋がってくるとは思わなかった。
シシ組はそれでいいのだろうか。
ルイがシシ組のボスになったときには学校へ戻って欲しいと
ずっと願いながら読んでいたが、
みんなから信頼されているルイを見ると
シシ組の面々のことを思うとルイが戻る方が良いだろうと思うので
複雑だ。

幻肢痛というものがあるが、それが食べられたものとなると
食べられた相手の状況が伝わってくるというのは
便利なような不便なような。
ルイも結局、裏社会の生き方から離れられない運命なのだろうか。

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