鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。 読書レビュー

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。 (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2017/4/18
川上 和人 (著)

鳥類学者に必要なのは、一に体力、二に体力、三、四がなくて、五に体力?!
出張先は火山に、ジャングル、無人島……!?
耳に飛び込む巨大蛾、襲い来るウツボと闘い、吸血カラスを発見したのに、なぜか意気消沈し、
空飛ぶカタツムリに想いをはせ、増え続けるネズミ退治に悪戦苦闘する――。
アウトドア理系「鳥類学者」の知られざる毎日は、今日も命がけ!

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川上先生の本ときいて読んでみました。
小説家の文章とはまた違う、味のあるウィットに富んだ文体が
読みやすくてとても面白いです。
鳥類学に詳しくない自分でもすんなり読めて小難しくなく、
それでいてとても勉強になりました。
自分はメグロの話と、キョロちゃんについての考察が特に面白かったです。
単なるキャラクターのイラストを、
鳥なのだからと鳥類学の面から考察し
習性などを考えていくのが非常に良いですね。
こうしたことから学問になっていくのだなぁと思いました。