第8話と第9話を収録。
みよ吉を好きではあるが、芸事と天秤をかけて
みよ吉を取れるほどの気持ちは無い菊比古。
助六に男を見せろと言われ、見せていると応えるシーンは
声優さんの演技力にすっかり引き込まれた。
いよいよ真打昇進の菊比古と助六。
自分の為に生きろと、自分が辿り着いた境地をみよ吉に話すも
みよ吉は別れが辛く受け入れられない。
助六はみよ吉と付き合い始め、粗相をして師匠には破門され。
助六が初めて菊比古がずっと羨ましかった、
おれは所詮野良犬だと吐露し
落語をやめると聞いて動揺する菊比古が
憧れていた助六の背中を蹴りたいのか縋りたいのか
肩をたたいてやりたいのか複雑な気持ちで
結局は縋り付くところに感情移入してしまう。
誰かを本気で尊敬し、惚れ込むというのは
こういうことだと思うのだ。