「アウディ・ノス」
直江が兄・照弘に頼まれて、涙を流す観音像の謎を解き明かすという
闇戦国とは関係ない珍しいケースだが、
確かに変わった話なので義明に、と話を持ち込まれるのもわかるし
橘照弘の義明に対する愛情が描かれるところが貴重。
弟を頼ったり、頼るふりをしてフォローしたり、という兄の振る舞いが良い。

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色部さんや高校生の晴家が描かれている点も珍しい。

長崎も天主堂に行ったことがあるし、キリスト教の知識がそれなりにあるので
舞台と言いマリア観音と言い読んでいて静かな気持ちになった。

「GOLD WINNER」
ハードカバー本の文庫化。

パラレルとは言え、こんな頃もあったかもしれない
と思って読むのは面白かった。
はしゃぐ晴家と千秋が懐かしく感じた。

競走馬の霊が求めていたものが、けして現世の馬たちへの恨みではなく
自分の相棒である騎手とのラストランだった、というのは中々にぐっときた。
そんなふたりの霊を調伏したくないという高耶の気持ちも良かった。

「夜を統べる瞳」
兵庫県に住んでいたことがあって、このホテルにも行ったことがあったので
ちょっと感慨深いものがあった。

2015.3.27

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