【読了】ロング・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリ文庫 チ 1-11)

不朽の名作であるものの未読であり
テレビドラマを見て興味を持ち、読んでみた。
ドラマが非常に短く、舞台を日本に焼き直したことを差し引いても
納得出来ないところが多かったからだ。
大部分の疑問はやはり、小説を読むことで解消された。
多少、時代に合わない現代の感覚だと唐突に感じることもあったが
テリーのなんとも言えない魅力とマーロウの心理描写に
非常に惹かれた。
喪失感がなんとも言えず切ない。

訳に関しては色々と言われているので、
機会を得て清水氏の訳本も読んでみたいと思う。

2016.1.31