【読了】別冊図書館戦争II (図書館戦争シリーズ 6)

柴崎のエピソードが読めたのは嬉しかった。
また、郁がすっかりちゃんと奥様しているところも微笑ましい。
ストーカー被害の描写については多少納得出来ないところがあった。
コラージュ写真について発覚したときの郁の部下への対応や
部下と違って良識があるとされる男性陣の対応など
正直これがそこまでのことなのか、とか、そうすることが正しい対応なのか
という疑問を感じるところも多かった。

手塚の運転する車に水島が乗るところあたりも
水島があまりの対応で、これまでの水島の描写だけでは
水島が悪いという要素が少ない為なのか、ちょっと無理矢理に突拍子もなくひどい言動を取るのでついていけなくなった。
そもそも何故救出に、心配だからというだけの理由で同じ隊でもない人間を乗せてしまうのか、手塚にも驚いた。

尾形のエピソードも、彼が取り上げられたこと自体は面白かったが
私には彼女がちょっと一時の感情で結論付けすぎのように感じた。
戸惑うことはわかるが、時間を置くのではなくいきなりそれか、という。

ただノリで読むには十分面白いし、相変わらずベタあまのラノベ的に読む分には普通に面白いと思う。

2014/12/10