【読了】昨夜のカレー、明日のパン 単行本

薦めて頂き読んでみた。
木皿泉さんの本を読むのはこれが初めて。

連作短編集。
テーマとしては重たい部分もあるはずなのだが、
ふんわりした読後感でとても良かった。

ネタバレあり。

ギフは穏やかでとてもよい人だなと感じるのだが
読み進めるに従って若いころはそれなりにやんちゃしていたようで
人の人生を垣間見ている感じてドキドキしつつも興味深い。

星やお墓ではなくて飛行機を見る度に思い出す
というのもなんだか素敵だ。

自分が一人で生活してるところには無かったが
ギフの家には”暮らし”があった、というくだりも好きだった。