同人誌は明治の頃のイメージから現代所謂”薄い本”のイメージへと
変化してきてしまった。
この本の中にもあるが、リトルプレス、ZINなど呼称が変わってきて
手作りと言っても家庭にパソコンやプリンターがあり
作れるもののクオリティも変わってきた。
お店に取り扱って貰う他、ネットで販売するという方法もあり
色々と変わってきたのだなと思う。
多様化することで、逆にリトルプレスを特別視し
それだけを扱うお店やイベントも少しずつ出てきた。
まだはっきりと定まっているわけではないが
こうした新しい呼称が出てくることで、”薄い本”との住み分けが
出来てくると良いなと思う。
この本にはいくつかのリトルプレスやその作家の紹介の他
具体的なデザイナーとのやりとりやお店への売り込みなどもあり
入門的ではあっても具体的で参考になると思う。
2015.8.29