KAZUYAさんは友人から教えてもらって動画を見始めた。
ブログも更新されたら目を通すようにしている。
KAZUYAさんは、若い人が若い人に向けて、顔を出して
若い人にわかりやすい言葉やネタを入れて動画で政治的なことをかなり突っ込んだ内容まで話している
というのが、インパクトがあって面白いと思う。
動画はネタも豊富で、KAZUYAさんの口調なども相俟って
短く簡潔でわかりやすいのだが、それに比べると
本になってしまうとその良さが大分薄まってしまう印象だった。
正直に言えばちょっとがっかりというか、期待した内容ではなかった。
タイトルは挑発的だし、章タイトルは面白いのだが、本文は小気味良いというよりは簡単に淡々と事実を述べている印象。
ネット上のレビューを見ても、内容自体は別に、という意見が結構あったように思う。
ただ、「ネトウヨw」として評価を下げているレビューについては、内容を読んでいなくて兎に角否定したいのだな、と思った。
レビューでも指摘されていたが、確かに誤字脱字の多さが気になる。
如何にもパソコンで原稿を作っていてタイプミスといった感じで
出版社から出ていて校正者が入っている本とはちょっと思えないミスが目立つ。
内容自体は至極真っ当なことを、非常に平易な言葉で書いてあり、
全く知識がない人にはわかりやすい内容になっていると思う。
逆教育勅語というのは初めて聞いた。
逆にしてみれば如何に教育勅語が優れた当り前のことを言っているかがわかるし
確かに、この逆教育勅語、まるで現代のことのようだ。
言われてみると非常に空恐ろしくなった。
こんなに非常識なことが現代に実現してしまっている。
確かに政教分離の観点で言えば首相の参拝は違憲なのだが
ならば式年遷移で伊勢神宮に行くことや、お盆休み
墓参り、正月など日本文化に関わること全てが問題視されて然るべきだし
そうした厳密な意味での政教分離は不可能だと思う。
また、グローバル化が叫ばれて久しいが
国際人である前にまず日本人である必要がある
というのは完全同意である。
個人的には幼稚園などから英語を教えるよりも
まずきちんと日本語と日本の歴史を教えるべきだと思っている。
無機質で自虐的な歴史の勉強
という言葉にも頷けるものがあった。
先生によって本当に変わってしまうが、教科書だけでは
歴史に興味を持つことは出来ないし、特に近代の歴史は本当に正しい事実を知ることは出来ないだろう。
自分の中高の歴史の先生は、授業から脱線して
人物の人となりなどエピソードを多く話してくれた。
そうした話を聞くことで、歴史がただの教科ではなく、
実際にこの国を作ってきた人々の話で自分の今いるところに繋がっているのだ、と身近に感じることは出来なかったと思う。
君が代も、天皇賛美というよりは日本の歴史であり
それを讃えているだけだ。
日本の文化や歴史を考えれば、天皇の存在も切り離すことは出来まい。
私は否定的に一応、という感じでさらっと音楽の授業で習った程度で、
私は否定的に一応、という感じでさらっと音楽の授業で習った程度で、
色々問題がある、暗いイメージの歌、という印象が幼少時に植え付けられてしまったが
他の国の国歌を調べてみると本当に戦いの歌ばかりだ。
歌詞が結構エグいものも多い。
それに比べると君が代は非常に平和的な歌だと確かに思う。
2014.8.19