【読了】オカダのはなし

元気が出るテレビに出ていた時からのファン。
と言いつつも、情報をチェックするほどのファンでもなくて
岡田さんが出てるならじゃあこのドラマ見ようかなという程度なのですが。

なんとなく好き、自分の世界がしっかりある人のように思える
とお芝居を見ていて思っていただけでしたが、機会があったので
ananに連載のエッセイをまとめたというこの本を読んでみました。

正直いかにもアイドル本な大きな写真がふんだんなページは
ちょっと人前では恥ずかしいかなという感じでしたが
文章はとても真面目で、読んでいて興味深かったです。
これは、それは私は好きになるなぁという内容でした。

歴史が好きになると自分が歴史の一部だと感じる。
格闘技のインストラクターの資格を取ったのも、歴史を継承していきたいから。

自分のルーツはこの国の土地や文化にあるのだから知らないでどうする、
海外に出ると自国の歴史や文化を知っているのは大人としての常識だ

など、非常に共感。
大切な女性に贈りたいのは着物、というのも素敵だなと思いました。
匂いに敏感で、町中ですれ違いざまに香った香水の香りで
振り返ってしまったり、女友達の髪がいい匂いでそういったら変態っぽいと言われたり
私もあります。(笑)

死ぬまでに自分の名前を覚えてくれる人が5人いれば幸せだ
というのも素敵ですね。

岡田さんは勿論のこと、お母さんもとても素敵な方ですね。
息子に依存する訳もなく、ひとりの男として扱ってあげて
寂しいことや心配なこともあったろうにぽんと手放してあげる。
さばさばしていて大阪の恰好良い女の人って感じでいいなぁと思いました。

2014.7.22