二十四節気は光の長さで出来た暦。
昼間の長さを基準に時間を区切る。享受できる光の時間の長さ。
柔らかい言葉ですとんと心に入ってくる。
東日本大震災の後、ゆかりさんが被災地に赴いた際聞いたという
被災者の方々が星が綺麗だったと言う話がとても印象的だった。
光害(街灯などの人工的な光)がなくなった空に広がる満点の星。
被災者の方々がそれを見て、守られている、大丈夫だと感じたという。
1月、2月と積み重ねられ、繰り返されるのを時間の輪と言い、
平成二十六年、など二度と戻らないのを時間の矢、と称し、
後者は後から生まれたというのも興味深い。
本来の生き物としての生活は、日々を繰り返すことこそが生きることだったのだと実感する。