さきちゃんたちの夜

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短編オムニバス。

全てに共感出来るわけではないにしろ
いろんなさきちゃんたちの物語のところどころに
胸に響いてくるものがあった。

ただ心配なだけ、存在が貴重すぎて、力になりたくて、自分が見えなくなるほど
そういう、恋と呼ぶには軽すぎ、愛と呼ぶには重すぎるような感情は
自分にも覚えがある。

不思議なこと、辛い過去、いろんなちょっとしたことが
的確な言葉で表されていて、すっとほどけていく気がする。

さらっと読める小説。