経営の未来 – ゲイリー ハメル, ビルブリーン

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ネットで引用文を見かけ、興味を覚えて読んでみた。

勤務○年というのは確かに立派ではあるのだが
転職してきた人や若い人など、経験のある人、創造力のある人から
意見をきくこともまた、新しい風となり重要なことである。
だが、現実では新米やよそ者の言うことなど聞こうともしない上司が多い。

そんな一見簡単な一歩を踏み出せるかどうかというのは
確かに経営学をきっちり学んだ人でなく
まったくの門外漢からアイディアが出やすいというのも頷ける話だ。
囚われていないからこそ、柔軟な発想が出来る。

利益は試合途中の得点であって試合結果ではない、などと
中々言えない人も多いのではないだだろうか。

割り当てられた仕事をただするよりも
引き受けたやりたい仕事をするほうがやりがいもあり
効率もあがるというものなのだが、今あるシステムに凝り固まり
そう簡単にはシフトしていけないのは勿体無いことだ。

組織が大きくなりすぎると、「我々が決めた」ではなく「彼らが決めた」
に変わってしまうので、効率を度外視して大規模な事業所にせず
小さい事業所を近隣に作るというのは興味深かった。