豪華作家陣のインタビュー記事や写真で構成された本。
仕事場や道具の写真、漫画の描き方や考え方など
ファンは勿論漫画を描く人の他、何かを創る人には
非常に読み応えのある内容だと思う。
どの先生もそれぞれのやり方で苦心され、拘って
描くということに向き合っておられ、非常に読んでいて興味深かった。
わざわざ試験管で色を作って見比べたり、
絵としてまとまるようにする為には同じキャラでも絵によって色を変えたり
(荒木飛呂彦先生)
表情にこだわり、口の形は台詞終わりと同じ形にしていたり
(森田まさのり先生)
など、漫画を読んでいるだけでは読み取れないこだわり。
しかしわからないなりに鮮やかな統一された芸術的な絵や
表情豊かなキャラクターなどといった形で読者に伝わってくる。
自分のこだわりを持って突き進むことの大変さや大切さを
改めて感じた。