伊坂先生のエッセイに出てきたので気になって読んでみた一冊。
ハードボイルド小説を書く方だということしか知らず、
どういった小説なのかなにも知らないまま、
短編集であることすら知らず読んでしまいました。
私には合わない小説でした。

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表紙を見た時に不気味だなと思いはしたのですが
まさかホラー小説系統とは思いもよらず。
ただそれにしても寓話っぽいというか、オチはわかりやすく
好感のもてる人は全くといっていいほど出てこないしで
後味も大変悪いです。

お箸の世界観はちょっと好きでしたが、
血も涙も無いバッドエンドでしたし
表題作のライダー定食は、しいて言えばイタチョウはややまともでしたが
免許取り立てで50ccでツーリングしようというのからして現実味がなく
主人公の彰子はもちろんのこと
わざわざ死ねなんて言ってくるパブも相当痛い人で不愉快です。

サイトのレビューで、仲間同士で連帯しているのが気持ち悪い、と
ライダー自体への感想を仰っている方がおられ、悲しく思いました。
実際人懐こい人は多いですが、女性ライダーだからと心配してくれこそすれ
下心がある人に私はあったことがありませんし、
異性同性問わず不必要にべたべたしたり、逆に冷たくしたりせず
ちょうどよい距離感を取りやすいのがツーリストたちだと思います。
この物語の人たちをイコール実際のライダーとして捉えてほしくないなと思いました。

必ずしもバッドエンドは良くないとは思いませんが
必要なバッドエンドには感じられず、
特に表題作のラストはあまりにも突拍子も現実味もなく、
ホラー小説として考えても私には面白いとは思えませんでした。

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