ゆうきまさみ 異端のまま王道を往く (文藝別冊/KAWADE夢ムック)

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著者 :

ゆうきまさみ

河出書房新社発売日 : 2015-06-29

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ロングインタビューや漫画の収録など他にも様々な記事が収録されており、大変読み応えがあります。

ゆうき先生がご自身のことを、

『裏口から入って居座っている』

『芸術家肌や職人肌ではなく芸人肌の漫画家』

と表現されておられるのが、表現も面白く

また納得のいくものでした。

羽海野チカ先生、荒川弘先生との鼎談に興味があり手に取りました。大好きな先生お二人がゆうき先生との鼎談というのが非常に興味深かったのですが、実際読んでみて本当に濃い内容でとても満足です。

給食に牛乳を描いただけで

「そんなものない」「いやある」と読者が論争になるのは

まだ勝手にやっていれば良いと思わなくもありませんが、

伏線でこれから回収していくものを

描き逃していると平気でしかも作家本人に対して

発言してくる人がいるというのに驚きます。

読者が短気、という表現でしたが、

3月のライオンの1巻の時点で

「零が誰とくっつくかわからないからもう読まない」

ハガレンで

「ラスボスはエドのお父さんってわかった」

「マスタング大佐がマリア・ロス少尉を焼き殺した、ひどい」からもう読まない

というのはあまりにも浅はかです。

漫画家は信用商売と鼎談にはありましたが、

漫画家のことを「きちんと描いてくれる人だ」と読者が信用していない

というのではなく、読者のそもそもの読解能力や一般常識がないように思ってしまいました。

最後まで読まずに途中で放り出してしまうこともそうですし、

況してや作家本人に感想として伝えるというのは

あまりにも作家を馬鹿にしている行為ですが

本人は多分そんな気すらないのだろうなと思いました。

読者からの声がネットという形で届きやすくなったのは

メリットもあればデメリットもありますね。

描画自体も時代の流れで絵の流行りが変わったり

アナログからデジタルになったりという中で

漫画家として続けておられるだけでも

先生たちはすごいなと素直に思います。

パトレイバーなど出てきた漫画を

読み返したくなります。

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