大谷資料館

じゃらんで事前購入

じゃらんのページを見ていて、評価も高く面白そう
と思ったので、事前に入場料800円+ジェラート500円のセット
(特に割引などは無い定価です)を日付指定で購入しました。

受付の対応

じゃらん予約確定メールには、メールを印刷するか
メール画面を受付で見せるように、とあったので
一番大事そうな予約番号や自分の名前などがある部分を表示した状態で並びましたが
受付のおばちゃんにはもっと下にスクロールして、と言われました。
それならどこの画面を表示して、とメールに一言入れてもらえれば
よりスムーズだった気がします。
そして気になるのが、こちらがスクロールしている間
他の人と話していてこっちの対応が放置されてしまうところ。
受付というより、田舎のおばちゃんクオリティです。

この受付も、待機列が杜撰で案内も無く、
混んでいたらよくわからないまま
特に購入せず入ってしまう人もいるかもしれませんね。

手前の資料室について

入口前に資料が展示されているコーナーがあるのですが
とても小さなエリアなのと、特に情報がアップデートされているわけでも
手入れされているわけでもありません。
一番上に貼られたキャプションはとても読めませんし
埃も多く、掲載内容も昭和止まり。
キャプションボードも日焼けしたり角が剥がれたりとボロボロで
置いてあるだけ、という感じでした。

見学エリアは意外と狭い

地下30mから60mに広がる2万㎡の旧採石場を整備した博物館とのことで
実際に中へ入ります。

中はかなり薄暗いです。
ライトも最小限。夏場でも12度程度しかないので上着はあった方が良いです。
また水滴がぽたぽたしているので、カメラなどは気をつけてください。
帽子があると良いかもしれません。

採掘場所の深さを知るために開けられた穴など
独特な雰囲気で迫力があります。

ただ見学できるのは一部で、奥には入れないようになっています。

フロアにはモニュメントなどが置いてあり、
それについての説明も無い所がほとんど。

切り出しの跡などの説明もほんの一部、
小さなキャプションが貼られているだけです。
もっと、ここは何年くらいに掘っていたとか
どういったものに使われていたといった時代背景などが知りたいのですが。資料館、なのですし。

撮影優先

他の方のレビューで、折角行ったのに入れなかったというのを
ちらほら見かけました。
公式サイトも情報は特にリアルタイムで更新されている訳ではなく
『臨時休館の場合もありますので電話でご確認ください』となっています。
テレビや映画などの撮影が入ればそちらを優先し
そのエリアが普段見学エリアとして開放されている場所でも
封鎖されてしまうようです。

入口にも映画のポスターなどがベタベタ貼ってありましたが、
坑内でもこうしたドラマなどで撮影された、と写真が飾られています。

でもそうした写真すらメンテナンスされている様子がなく、
外だけでなく中に土や水分が入り込んで汚れ
マットも波打っている状態。

要所要所に「ここで誰々が撮影した」というキャプションがあります。
撮影で必要ならアンカーなどを打つのも問題ない様子で、
何をしても良いのは撮影隊には優しいと思いますが
資料として残す保存の基準はどうなっているのか疑問に思います。

誰かの落とし物のネックレスが柵にかけてありましたが
一体いつのかわからない錆びた状態。
拾った人も親切心であれば受付に渡すのがベストだったとは思いますが
内部に関して日々見回りやメンテをしているようには思えません。
入った人数がきちんと外に出てきているか確認している様子もありませんし、
閉館時にどのようなチェックをしているのかも怪しく思えます。

地下水が溜まっているのか雰囲気のある場所も、
説明は無く謎のプロジェクションマッピングがしてあります。

自分の好きな芸能人が来た場所を見たいとか
自分で動画やコスプレなどの撮影がしたい方には
多分良い場所だと思いますが
資料館として楽しみたい方には全くお勧めできません。

公式サイト
http://www.oya909.co.jp/