進撃の巨人(2) (講談社コミックス)

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この非常時でも権力を笠に着て自分の利益しか考えておらず
他者を見下す醜い人間がいるという胸糞悪さ。
避難させる為に仲間が巨人と戦って死んでいる。
一人の我儘で避難が遅れ、尊い命が次々と奪われる。
ミカサの怒りは尤もだし、人が人のために死ぬのが当然なら
あなたが死ねば多くが救われるという言葉には胸がすく。
「死体がどうやって喋るの?」という台詞も小気味好い。

ミカサにとってのエレンがどういう存在なのか。
何故そう思うに至ったのかというのが明かされるのだが
この時のエレンの取った行動が凄まじい。
「有害な獣を駆除した!! たまたま人と格好が似てただけだ!!」
というエレンの台詞、個人的には正しいと思う。
憲兵団を呼んでいても間に合わなかったし早く助けたかったという
判断と考えは凄いと思う。
お父さんが「お前は運が良かっただけだ」と言うのも
これはこれで正しいことを言っている。
ミカサによって、エレンは単に誘拐された自分を救い出してくれた
恩人というだけでなく
生き方を教えてくれた人なのだ。

そんなエレンの戦死を聞かされても取り乱さないミカサ。

できなければ死ぬだけ でも勝てば生きる
戦わなければ勝てない
死んでしまったらあなたのことを思い出すことさえできない
というミカサの内なる言葉。

そんなミカサを守るように突然現れた巨人を襲う巨人。
ここの見開きの使い方も凄い。

発破をかけて先導するには命を背負う覚悟が要る。
後々エルヴィンの壮絶な覚悟を読者は知る訳だが
どれだけ主席の成績を取れるミカサでもこうした”失敗”をする
という描写がされているところがリアルだし
気づいて立て直そうとするミカサに感情移入もする。

取り残されて絶対絶命の局面だが
アルミンも策を考え出す。こうしてアルミンの能力も描写されていく。

力尽きた”奇行種”の巨人の項からエレンが出てくるのを
見つけるミカサ。
初めてアニメで見たときは全く展開が予想できず、衝撃を受けた場面だ。
次はどうなるのかと目が離せない矢継ぎ早の展開が続く。

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