進撃の巨人(10) (講談社コミックス)


武器も防具も無い状態で、籠城状態の中
この狭い古城に巨人が入ってくるという恐怖。
ライナーが先頭切って様子を見に行き素手で巨人と戦う。
コニーの機転が無ければ巨人と一緒に
塔を飛び降りていたというのは壮絶だ。
なんとかユミルとコニーも加わり巨人を追い出すが
厳しい状況。
ライナーの腕は食いちぎられなかったものの骨折しており
クリスタが手当をしてくれるシーンは
数少ない笑える場面である。

前巻で壁の方に歩いていった猿の巨人。
そのまま逃げ出す訳はなく。

ユミルとクリスタの過去についても描かれる。
どうやってダズをおろしたのか。
秘密を明かした時元の名前を名乗って生きろと言ったユミル。
再び「胸張って生きろよ」と言い
コニーからナイフを借りて塔を飛び降りてしまう。
手を傷つけたユミルがなんと巨人になってしまう。
その巨人はまた、ライナーとベルトルトにとっては知っている巨人で。
矢継ぎ早の展開で落ち着く暇もない。
混乱するみんなだが、とにかくユミルのお蔭でなんとか
急場を凌いだ。
窮地に駆けつけるミカサの恰好良さも流石である。

壁の上でエレンに話し始めるライナー。
今まで少しずつ可笑しい雰囲気は織り込まれていたが
ここにきてライナーとベルトルトの正体が
エレンを読んで自ら話すというあっさりした形で明かされる。

団員の命を懸けて壁外調査で判明した、
エレンが右翼側にいると知らされていたグループが怪しい
という情報。
ライナーが危うく女型に握りつぶされる直前だった、
しかしその直後中央に走り去った。
ライナーがアニにエレンの本当の居場所を伝えた可能性。
アルミンの観察眼は本当に凄いものがある。

ライナーが巨人だと明かされてもどうも憎めないのも
ここまでの丁寧な同期としての描写があってこそだ。
エレンが悩んでいた時に、四人で交わした会話の回想が切ない。
本人も設定と事実どちらが本当かわからなくなってきている。
彼らの言う『戦士』という言葉の意味。
ここを読んだ時にはまだわかっていなかったことだ。

迷わずベルトルトの首を狙うミカサの覚悟も凄い。
泣きながら裏切り者と言いつつ巨人になるエレンの
感情の爆発もすごかった。

Sponsored Links



Sponsored Links