べしゃり暮らし 4 ネタバレあり感想

べしゃり暮らし 4 (ヤングジャンプコミックス) コミックス – 2007/8/17
森田 まさのり (著)

目指す夢がはっきりっして、すぐにNMCに出ようという行動力が
それだけで恰好良いなと思います。
そこで上妻君がかなりやらかしてしまうのですが
やらかしたなりに彼なりの漫才に対する信念も芽生えているわけで、
お父さんのお蕎麦に対する思いを尊敬していて
それと合わせて描かれているところも素敵です。

デジきんも好きになってしまうし
子安君のキャラも掘り下げられていき、
深まっていく人間ドラマに目が離せません。

お笑いとはなにかということを思わず考えてしまいます。
唸るほど上手すぎると逆に笑えないし、
つまらないものはもちろん笑えない。
そこまで面白くなくてもやる人によって面白くなる。
お笑いと言ってもネタさえ良ければ必ず笑われるわけではなく
場が温まっているか、やる方が乗っているかなどでも違うわけで
お笑いに限らず生で行われるコンサートや演劇などなんでも
同じことが言えそうです。
観客が受け止めた瞬間にネタが芸になる。

次も楽しみです。