明治維新というクーデター 感想

明治維新というクーデター 単行本(ソフトカバー) – 2017/2/17
星亮一 (著)

タイトルが兎に角そのままそのとおりだと思い手に取りました。
勝てば官軍という言葉は耳にしたことがあれど
官軍の実態は知らない方も多いのではないでしょうか。

明治維新を瓦解と呼ぶ人も当時いましたが
現代でわかりやすく言うならテロでありクーデターです。

確かに戊辰戦争での敗戦にあたって
会津に落ち度が全くないわけではなく、それらもきちんと列記されています。

池田屋や高杉晋作についての描写はやや気になるところがありました。
また、読み物としては面白く詳しく書かれてあるのですが
時系列は頻繁に前後し読みにくく感じるところもあります。