新装版 うさぎドロップ 4 (Feelコミックス FC SWING) コミックス – 2015/1/8
宇仁田ゆみ (著)

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りんの顔がいつもより「濃い」…? そう、風邪の季節です。高熱で飲むことも食べることも出来なくなってしまったりんを前に動揺するダイキチだったが、コウキの母・二谷さんに「大丈夫って言ってあげないと」と諭されて…。

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春子さんのエピソードも中々好き。
大吉が干渉しすぎず冷たい訳でもなく、
大人な距離感で落ち着く。

大吉にパパ友ができるのも微笑ましい。
自分のことしか考えてなかった、この人たちはその時既に守る側だった
という事実もそうだが、それに気づけて
そう考える大吉がとても好きだ。
地続きの場所にこういう人たちがいっぱいいる、
楽ではないけど特別でもない。

縄跳び大会のために練習をして、
終わったからもういいかなというりんちゃんに比べて、
大吉もコウキもまだ縄跳びをしたがるのが可愛い。
りんちゃんが本番ではうまくいかなかったことについて、
「いっぱい飛べるようになったのはホントのことだから
俺ちゃんと知ってっから」
という大吉の言葉がとても優しい。
励ましでもなく責めるでもなく、
本当のこを言ってくれるのが良い。

インフルエンザの話で非常識なママたちの話を
二谷さんが
「あの人たちの言うことが全部理解できないわけでもなかったから余計へこんだ」
と言うのが印象的。
冬を乗り切るのが大変って江戸時代のようだ。
もしくは野生動物。
じっと耐えて生き抜く。

コウキのことが心配だったけれど、
大吉さんもそんな感じだったならちょっと安心
と笑う二谷さんが可愛いし、頼りになるママだし
優しくて強くて素敵だ。

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