あなたは半年前に食べたものでできている 単行本 感想

あなたは半年前に食べたものでできている 単行本(ソフトカバー) – 2013/12/5
村山 彩 (著)

「あれを食べちゃダメ」「これはガマンする」「これは今日で終わり」……この言葉は、今日限り忘れてください。

本書は、食べたいものを食べたいだけ食べても、太らずに健康でいるための、「食欲」のコントロール法を書いた本です。
「食欲」のコントロールとは、ひとことでいうと、自分の体にいいものを“食べたくなる”自分に変わること。
「好きなものを好きなだけ食べています」というモデルさんの言葉を聞いたことはありませんか? そんな彼女たちは、体質のせいで太らないのではありません。
“太らないものを食べたくなる”、「正しい食欲」をもっているだけなのです。

そして、「正しい食欲」は、生まれつきのものではありません。いつでも、誰でも、正しい食欲に変えていくことができます。
「何を食べるか」ではなく「何を食べたくなるか」に変え、体にいいものを心から食べたいと思う自分に変わる。
そのための方法を、お伝えします。

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タイトルに惹かれて読んでみた。
言っていることはわからなくはない。
実際食べているものが体を作るし、食べるものは自分で選べるから
環境の中では比較的自分で作れるものである。

なんとなく食べの弊害についても同意するところだ。
ただ、運動すればセンサーが元に戻り
栄養バランスのとれた食事をとりたくなるというのは
タイトルに期待した内容とは違った。
運動して体に良い食事を摂るべきだというのは
多分誰しもがわかっているし思っていることで、
運動しろ、走れと言われて、それができないのは
本当に時間がない、気力がない、のである。

勿論新たに時間を捻出するのではなく
今ある時間の中から、これをやめて運動にあてるというのは
確かに時間を作りやすいことではあるのだが
現代の”忙しい”人たちがそれをして走るようになれるなら
多分元々ある程度健康的な食事ができているのではなかろうか。

何を食べたいかという本能に従うことも
本来は間違いではないと思う。
間違った”本能”を正すには走れば良い、
ヨガなどでは駄目、20分走るのが良いという主張について
筆者の気持ちはわかったが具体的に納得できるものが
感じられなかった。