日本で一番悪い奴ら(映画)ネタバレあり感想

日本で一番悪い奴ら DVDスタンダード・エディション
綾野剛 (出演), YOUNG DAIS (出演), 白石和彌 (監督)

大学時代に馴らした柔道。その腕っ節の強さを買われ、北海道警・刑事となった諸星要一。
強い正義感を持ちながらも、うだつの上がらない日々を過ごしていた。ある日、署内随一の敏腕刑事・村井から刑事の“イロハ”を叩き込まれる。
それは「刑事は点数。点数稼ぐには裏社会に飛び込み、S(スパイ)をつくれ」というものであった。
言われるがままに“S”を率い、「正義の味方、悪を絶つ」の信念の元、規格外のヤバすぎる捜査をまっとうしていく諸星だが…。
(2016年6月25日 劇場公開作品)

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稲葉事件 をモチーフに、恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白 原作
北海道警察 日本で一番悪い奴ら からタイトルをもらった作品。

兎に角役者さんの演技が素晴らしい。
特に主演の綾野剛さんは凄まじい。
役作りで10kg以上増量、顔をむくませていて
いつもの綾野さんとはだいぶ顔つきも体つきも違う。

主な撮影地は三重県だそうだが、1970年代の札幌の雰囲気も
結構出ていたと思う。
年代を考えると色んなものがリアルだったと思うし
堕ちていく過程も説得力があった。

暴力シーンは多いものの、血が流れるシーンは少なく
比較的見やすいのではないかと思う。
途中笑えるシーンもあるし、慕われている諸星を見て
微笑ましく思ったり、結婚式では感動したりもする。

コミカルにも思えるタイトルに秘められた意図を
考えてしまう作品。
本の方も読んでみたくなった。