歳月 (日本語) 単行本 – 2007/2/1
茨木 のり子 (著)
茨木のり子さんが亡くなったご主人三浦安信さんへの思いを綴った詩で
気恥ずかしさすら感じるほどどれも赤裸々にキュートで切ない。
ご本人が亡くなられた後箱から見つかった一連の詩。
恥ずかしいから、とそのまましまわれていたものが
甥の宮崎治さんの手により出版された。
経緯を記した「Y」の箱という文章がまた素敵だった。
ここまで夫を愛していた茨木さんは、きっと今頃再会できて大喜びであろうと
残された者たちが思える愛の深さが沁みてくる。