舞台『刀剣乱舞』外伝 此の夜らの小田原(円盤)ネタバレあり感想

舞台『刀剣乱舞』外伝 此の夜らの小田原(初回生産限定版) Blu-ray
荒牧慶彦 (出演), 和田雅成 (出演), 末満健一 (監督)

ある日、主より調査任務を命じられた山姥切国広、へし切長谷部、小夜左文字の三振りは
自分たちが到着したのが目的地ではないことに気づく。 そこは小田原征伐発生前の小田原。
山姥切国広たちは、山犬の群れに襲われるひとりの男をなりゆきで助けることとなる。
男の名は藤原在吉。足利長尾氏当主・長尾顕長の命により、山姥切国広を打った刀工の弟子であった。
なぜ山姥切国広たちはこの時代にたどり着いたのか。
小田原城の麓で出会う、或る一夜の出来事――

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全く事前情報を入れずに見たので、野外公演しかも雨の中とは知らなかった。
お客さんも演者さんもスタッフさんもみなさん大変だったことと思う。
小田原城は丁度この公演のあった年に行ったことがある。
お城にプロジェクションマッピングを施す演出が素晴らしく
さぞかし見応えがあったのではと思う。

虚伝のとき不動に駄目刀は返上しろって言ったじゃないか
と長谷部が言うなど、時の流れを感じる。
なんとなく、長谷部と山姥切は仲が良いイメージがあったので
ちょっと意外な気もした。

貞ちゃんが来たというので時間軸としては義伝の前の話で、
この後小夜とまんばちゃんが残党を探し、義伝の本丸帰還という流れか。

小夜ちゃんがまんばちゃんを避けるようになった理由が
長谷部にあまり山姥切国広に心配をかけるなと言ったからというのが
いじらしい。

藤原在吉がまんばちゃんの心を悪気なく刳りまくるシーンで
「ちょっと待て、その話にはあまり興味がない」
と言って止めてくれるのが笑えたし優しい。

生きるとは惑うこと、決して逃れられない地獄と山姥に言われて、
まんばちゃんが
「ならば、俺はその地獄で惑い続けるしかない」
と言うのがとても恰好良かった。