Silver Spoon (15) () (日本語) (紙) – 2020/2/18
荒川 弘 (著)

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大ヒット酪農青春グラフィティ、堂々完結!
ついに八軒たちがエゾノーを卒業。
それぞれの未来へと歩み出す――
一度は将来を見失い、
夢を嫌っていた少年は、
いつしか、
自身の目標に向かって
ひた走るだけでなく、
仲間の背中を押す
存在になっていた。
汗と涙と土にまみれた物語、
ここに完結!!

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終わってしまうのはとても残念で、もっとずっと彼らを見ていたかったのが
正直な気持ちではあるが、納得のいく終わり方だった。

駆け足になっている印象は無いとは言えない。
やはりシリーズ通しての前半より、後半はテンポが早く感じてしまう。
ストーリー自体は元々予定されていた高校時代を描き切っておられるようだし
もっと”無駄”なエピソードもたくさん読みたかったが、仕方ない。

ずっとシリーズ通して描かれていた本質は、端折られたとしても
変わってはいなかった。

初めに思い描いていた形とは違っても、夢は叶う。
叶えようとするならば。
そしてそんな先輩たちの話を先生が後輩たちに伝えてくれる。
八軒くんは多分自分で思っている以上に偉大なことをしたし、
後輩や読者をはじめ思いもしない人に力と夢を与えてくれた。

作中で彼が言っていた無駄なことなんてないという言葉、
自分自身思いも寄らないところで過去の経験が役立つことも多く
本当に実感を持って共感する台詞だ。

お父さんの軟化ぶりが少々急に感じもしたし、
それでも八軒くんがお父さんを嫌いなことは変わらないは
ちょっと残念な気もする。
が、本気には本気で返すをお父さんも実践してくれていて
それだけ八軒くんが成長したからだ、とも思える。
息子の級友の両親という然程接点のない人たちから
息子の父親というだけで良くしてもらう経験も、
八軒くんの成長をお父さんが実感するきっかけになったのだろうと思う。

後輩ちゃんの名前について、ぐっときた。

うぇぶりの外伝も早速読ませていただいた。
3.11の企画物への寄稿ということで
八軒くんのご先祖様が福島県出身という設定で、
短い中にわかりやすく詰め込まれていて楽しめた。

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