永遠平和のために (岩波文庫) (日本語) 文庫 – 1985/1/16
(著)

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1795年の本です。カントのこの考え方が、国際連合の元になったと言われています。

難しい命題ではありますが、薄い本で手に取りやすく、よくまとまっていて読みやすいです。

人が一緒に平和に生活するというのは自然ではなく、自然状態=戦争であり、だからこそ平和とは創設しなければならない
という考えが元であり、甘い理想論ではありません。

争いが起きる方が当たり前であり、「だから平和など意味がない」とするのではなく
「永遠平和」を実現するために漸次努力し近づけていくものという思考は、
闇雲に平和を叫ぶ現実的ではない平和主義者の思考よりも共感できました。

軍があるということは、他国を戦争の脅威に晒しているということになります。ならば軍がなければ良いのかというと、自衛手段がなくては攻め込まれる隙を他国に与えることになり、戦争を呼び込んでしまいます。
国を維持するというのは理想論だけでは当然運営できず、コストを考えての商業的な運営意識も必要になってきます。

平和条約は実は休戦にすぎないというのはなるほどなと思わされました。
「将来の戦争の種をひそかに保留して締結された平和条約は、けっして平和条約とみなされてはならない。」。
平和とは、永遠平和のためにはどうしたら良いのか。自分なりに考えて求めていきたいと改めて思います。

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