【読了】のだめカンタービレ(3) (KC KISS)

千秋と峰は好きだなと思うが
相変わらずのだめはいまいち好きになれない
たとえば峰は音楽に対して努力が見えるが
のだめちゃんは本能で天然な才能だけで
好き勝手やって千秋にも迷惑をかけ通し。
努力が見えてこないところが、多分感情移入出来ない理由なのだと思う。

クールという設定の千秋だけれど
のだめと峰の学科試験の手伝いをしてあげるなど
実はかなり面倒見が良い。
のだめなど、ばっさり切っても構わないところでも
なんだかんだ面倒を見てしまう。
桜ちゃんの問題もどさくさに紛れて解決してしまうし

自分とは違う、正反対と言ってもいいSオケのメンバーを
こいつらはみんなのだめなんだ、と気がついて
きっちり縛るだけでなく自由にやらせるところは
千秋は指揮者としてやっぱり才能があるのだなとも思うし
実際はこんな人たちに好きにやらせたら
もっと無茶苦茶になるだけじゃないのかな
という気もしなくもないが
打倒Aオケで結束し、千秋のスパルタで実力を上げて
最後は好きにやって良いと言われ本番を迎える
というのはわかりやすくて、読んでいても楽しかった。

2015.7.27