【読了】レオナルドの扉 単行本

イタリアを舞台に、少年二人が大人相手に立ち回り
活躍する冒険譚。

ちょっとラピュタなどの宮崎アニメも彷彿とさせる。

子供向けアニメの脚本と言われたら納得だし、
だったら面白いかもしれない。
ただ真保先生の小説としてだと、いまいちと言わざるを得ない。

つまらないわけではないが、先生の小気味良く重厚な文体よりも
さくさくと書かれていて話も進んでいくので物足りない部分がある。
アニメならともかく、小説としてだとちょっとジャンたちが
発明品をさくさく作ってしまうところもご都合主義に感じた。

2015.7.3