表紙に惹かれて読み始めました。
吸血鬼と人、というテーマは目新しいものではありませんが、
主人公の安斎が鬼と人のハーフで、しかも鬼を嫌っている。
更に鬼専門の警察官というのが面白いです。
ネットレビューなどで言われているとおり、まだこの頃は
連載始めで画力も安定していないところがありますが
構成やコマ割りが魅力的で、それを補って余りあり
とてもストーリーに引きこまれます。
つかさというキャラクターはちょっと不思議な子で
物怖じしないところがあるけれど自分の意思をあまりはっきり
表現しない。
それなのにここぞというところで真っ直ぐです。
読者としては息もつかせぬ展開で手に汗握るのですが
つかさちゃんは次から次へと事件に巻き込まれて
気の毒にも思ってしまいます。
新キャラ李ハンスもまた魅力的で、
非常に気になるところで1巻が終わっており
続きを読むのが楽しみです。