映画用のスペシャル版だからか、内容はかなりぶっ飛んでいる。
侍と言いつつももはや時代劇とはいいがたい内容。
土佐を目指して遭難し、何故か南の島に辿り着くし
遭難したとは言え無傷で無事。
帰りも小舟で無事に戻っているしで、かなりやりたい放題。
その辺りをギャグフィクションとして許せる人なら
おすすめできる内容。
良い意味での役者、才能、予算の無駄遣い系映画。
監督も北村さんも家族で笑える娯楽映画を目指したとのことなので
その意味では目的にきっちり添った作品と言える。
正直ドラマ版の魅力には劣るが、
くすっとなってしまう小ネタの応酬や
誰も悪い人がいない感じ、ほんわか平和にまとまるのが
猫侍ワールドで、けして本来の面白さを見失っている訳ではない。
家族でのんびり見るのには最適だと思う。
2016.7.16