【blog】深堀隆介回顧展金魚養画場へ行って来た話

スマホでの撮影OKでしたので、撮った写真をupしました。

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深堀隆介回顧展金魚養画場

本当はもっと早く行きたかったのですが色々と都合がつかず。
2016年5月29日、やっとスケジュールが合ったので渋谷へ。

正直、渋谷はとても苦手な街なのですが、頑張って行って来ました。
西武百貨店へ。

以前テレビで見て興味があったので、実際に見られて嬉しかったです。
展示自体はとても良かったです。

初期の作品は平面っぽく見えるものもあり、
また難黄変の樹脂にしていないのでかなり黄変が見られました。
水というより琥珀に埋め込まれた金魚な感じ。

小さな器や竹、傘や文机の作品が個人的にはとても好きでした。


待機列について

会場はA館7階の特設会場。
1階入口すぐのインフォメーションにも7階へ、と矢印が書いてあります。
エスカレーターで向かうと、すべての階のエスカレーター壁面に
金魚のグラフィックが貼られていて気分も高まります。

6階のエスカレーターを降りたところに立て札があって、『↑』という貼紙が。一瞬、このまま真っ直ぐ行けということなのかなと思いましたが
迷いつつも矢印とは反対側へUターンして7階へ。
…あの貼紙は一体どういう意味だったんでしょう。謎です。
このまま7階へということなら、もう少し書き方があると思うのですが。

さて7階。入口の前は大混雑&行列。
最終日で日曜日なので覚悟はしてきましたが。
噂では開店してすぐから既に行列だったとか。

最後尾はあちら、という立て札を見て進んでいきましたが
入口からスタンションでぐるぐる作られた列の最後尾が一体どこかわからない。
わからないなりに進んでいくと非常階段へ…。
え? これ? でいいんだよね?
みんながえ?え?となりながら進んでいきます。

非常階段を降りても降りても先が見えない。
しばらく行ったところで百貨店の方が1人。最後尾という札を持ちながら
今下から上がってきたところなのか、「1時間半待ちです」とのこと。

アトラクションかな?

降りても降りてもまだ見えない。
どこまで降りるのか教えてくれてもいいのに。
結局2階まで降ろされました。
だったら1階のインフォメーションのところにそう書いておいた方がお互いの為じゃないかなと思います。

西武の社員さんはピッチなりなんなり持たされているはずなのに
最後尾がどこなのかどれぐらい待ちなのか、リアルタイムで連絡も取り合わないのかしら。
1階と7階で、どれくらい待ちなのかアナウンスしたら良いと思います。

不愉快だったのが、金色のラインの入ったネームバッジをつけているので
お偉いさんであろう従業員の男性。
あてどもなく降りていく不安げなお客さんを捕まえて
「待ちたくないならクラブオンカードに入会すれば、すぐに入会できる優待券あげますよ」

えー。そのやり方はないわ。
案内するのはいいけど、それは待機列に向かって言いなさいな。
最後尾目指してる人を引き止めてその間にその人は追い越されて
どんどん列に並ぶのが遅くなるじゃないの。

しかもクラブオンカードの種類を載せたボードしか持っていなくて
列を作ることやアナウンスなどには協力しない。

本当は入るのもありかなと思ったんですが、やり方が気に食わなかったので列に並びました。

後でそれに応じて入会を決めた人の様子を見ていると
クラブオンカードのカウンターの人だったみたいですね。
それにしてもこちらからしたら同じ西武の人なのに、
ノルマがあるのか入会者さえ増えれば良いのがありありでした。

しかも申請書をクリップボードに挟んで持っているとかではなく
6階だったかな?の出張カウンターとやらに連れて行く方式。
ことごとく不親切です。

非常階段は一部待機列で塞がっていて消防法的にも問題ありますし
何より係員が1人いたりいなかったりというレベルで
何かあったときの対策が全く練られていないと感じました。

展示をやるのは慣れているはずなのに、いつもこうなんでしょうか。
それとも予想以上の盛況だったのでしょうか。


入場料について

事前にLINEで西武渋谷のアカウントで友達になっておくと、
一般500円のところ300円になります。
これは嬉しいです。

でもLINEとかSNSを利用するなら、混雑状況なんかも教えてくれたらいいのになと思います。
事前情報を一方的に配信するだけなら、LINEじゃなくても良いのでは。

それと、入場したら自由に見てくださいというスタンスなわけだから
一時間半もの待機列ってただ入場券を買う為の列なんですよね。
それはあまりに非効率では。

電子チケットもそれなりに普及しているわけですし
事前にチケットを買って持ってこさせるのでは駄目なのでしょうか。

販売している人も「いらっしゃいませ」「お待たせしました」「こんにちは。何名様ですか」もなにもなく、だまーって小銭を整理したりしていて
作業中だから話しかけちゃいけないのかなんなのかよくわかりませんでした。

列が進んで販売員の真正面に来てもなにも言われないので、
こちらから話しかけて購入できました。


会場内について

列関係なく見てください、と一応アナウンスがあっても、
大部分の人が列を作って並んで見ていくものだから
結局一端列をはずれると次の作品まで作られている列を遮らないことには
作品を一番前で見られないんですよね。

仕方なくに入っている作品の多くはスルーせざるを得ませんでした。

次の大型の作品のところから、列を作りたくても通路がわかれているので
列がなくなっているので、そこからじっくり見ていきました。

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気になったのが3点。
埃が多いこと。人が多いから、というのを差し引いても、大きな綿埃が
作品の前にいくつもふわふわと落ちていて、掃除はしてないのかな?と感じました。

中に係の人が1人いましたが、少ないのではと思いました。
また日曜日だからなのか渋谷だからなのか、展示会などにあまり来ない人が多いのか
作品を入れてあるガラスケースにべったり掌や肘をつけたり、おでこをおいたりして見ているので
ガラスが曇ってしまってよく見えなくなってしまうんです。
これは非常に困りました。

係の人は一応ダスターを持っていて拭いていましたが
到底間に合っていない様子。

ガラスに手を触れないでください、などの注意書きがあっても良かったかも。

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このアトリエ再現風の展示は面白いし興味深かったのですが
ポップが置いてあってもかなり手前に進入禁止のロープが張ってあるので
全然読めるサイズの文字ではないのには困りました。

観劇でもないのにオペラグラスなんて持っていないので

カメラのズーム機能で読みました。

フォントサイズか距離を配慮して欲しかったです。


全体的に、混雑を制御できていない印象が強かったです。
グッズ販売についても割り込みなどやりたい方だいで
ゆっくり見ることもできず、買いたいものあがったのですが
諦めて出てしまいました。

深掘さんの作品自体は満足度が高かったのですが
西武さんの対応に疑問が残りました。
慣れているだろうから待機列整理などはお手のものかと思っていただけに
色々と残念です。