赤毛のアンは全シリーズ読了しています。
章タイトルもアンシリーズをもじっている本作。
アンナのアンっぽさがかなりのもので、それに共感できるか否かで印象が変わるかもしれません。

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自分は少しアンナの無理し過ぎ感と、出自だけが常に邪魔になるが誰にでも好かれるところの釣人ぶりがやや共感できない所でした。
『奇跡のひと』のような不気味さを感じてしまう部分もありました。

理世がちょっとひどすぎるかなと思ったのと、
宏昌が干渉してくる義母に対して怒るのではなくて
妻に同居を提案してみたり
アンナなら母ともうまくやったかもしれないなどと考えるあたり男として駄目だなと思いました。
とは言え、勝手なことをしたのは彼の母であり、
それでも罪悪感がある中リヨたちの前に出てくるのは偉かったと思うのに
彼に対しての元クラスメートらの態度は違和感がありました。

初期の真保さん特有のどんでん返しは本作にも無く
今まで頑張ってきたけれど今回はつもりつもって
自分の意思で恨みから相手を刺してしまうというのは
少し期待はずれでした。
勝也がいないという出だしはかなり期待したのですが、自分が期待したような展開ではなかったです。

自分の親友が事件を起こしたからと言って、なんとか助けになりたいと面会に行ったり弁護士を頼もうとしたりというのはするでしょうが、過去を調べるというのはしない気がします。
それでも結果的にはそれがアンナの為になったので良かったのだと思います。
アンナが最後には心を開いてくれたのが救いでした。

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