不気味な空気を残し終わった4巻。
本巻では神父の正体が明かされる。
以降ネタバレあり。
肩透かしとも言える結果。
悪人と言い切れない神父の思いと行為、
そしてマスコミに踊らされ悪魔と思い込み、沸く正義厨。
ありえないとも言い切れない展開に身の毛がよだつ。
ドラマ版では板橋に眼鏡をかけてやるものの
それ以上の行為はせず、もう無駄だと一號を止める伊織。
心臓マッサージだけで人工呼吸も無く、呼吸の有無についても言及がないことに違和感があったが
原作では一號に言われてではあるが、伊織が人工呼吸を行う。
常日頃から伊織がSATに救急救命が出来る人員が必要と言っていた。
一號は一號で同じ考えをイダキ、日頃から講習を受けているという。
こういうところでも、二人が近いものだと思わせる設定が良いなと思う。
バスジャックのエピソード。
史朗君が健気で偉い。
なんだかんだ言って父親の血が流れているのだという展開が、
お約束ではあるものの、熱い。
2015.8.15